THE LEGEND
2007 K-LEAGUE


初出場となった今回のKリーグ。
まさに『ジャイアント・キリング』というべき大躍進。
そのKリーグの特設ページを設置!!


2007/05/16 グループリーグ第1戦 vs カーバンクル 0 - 2
2007/06/13 グループリーグ第2戦 vs FCメンタル 2 - 0
2007/06/20 決勝トーナメント 準々決勝 vs カーバンクル 2 - 0
2007/06/27 決勝トーナメント 準決勝 vs トリオス 1 - 0
2007/07/30 決勝トーナメント 決勝戦 vs ゼル 1 - 0






緊張の面持ちで望んだ第1戦・カーバンクル戦。ゼルから豊田、上杉を招集し、準備は万全。のはずだった。
キックオフ直後から上手くリズムを掴めず、ゴールが近くて遠い存在に。そして、前半終了間際に相手のセンタリングミスがそのままゴールに入るというアンラッキーな失点。嫌なムードが漂う。
後半、次々と選手交代を試みるものの、なかなかそのムードは払拭できず、挙句の果てにはもう1失点して0-2の敗戦。
一気に決勝トーナメント進出が難しくなってしまった。

続く第2戦・メンタル戦は、決勝トーナメント進出へ向けて絶対に落とすことが出来なくなった。2点差以上の勝利で、FCRを退けて進出することが出来る。
試合は完全にラスパロンセのペース。高いポゼッションでゲームを支配した。しかし、この試合もゴールが遠い。大村のFKは惜しくも右ポストを叩く。スコアレスのまま前半を折り返し、ますます進出が厳しくなった。
後半もボールを支配する。ペナルティエリア内で土屋が倒されるも、主審はノーファールの判定。苛立ちが募る。
しかし、豊田のCKから大村の打点の高いヘディングで1点をもぎ取る。でも進出にはまだ1点足りない。
この状況を打ち破ったのは、やはりこの男だった。
石田が右足を振りぬくと、ボールはゴール左隅に突き刺さった。2-0。
このまま試合終了。見事決勝トーナメント進出となった。


いよいよ決勝トーナメントが開幕した。
初戦となる準々決勝は、奇しくもグループリーグで敗北を喫したカーバンクル。ラスパロンセのプライドに懸けて、絶対に敗戦は許されない。
試合を動かしたのは、またもこの男。
石田のゴールによって先制。
次はこの男が見せた。ラスパロンセのEl Pivote(エル・ピボーテ/柱の意)、リョージ・マキシ・トゥジサワである。
まさに『クラッキ』と呼ぶにふさわしいプレーで相手を翻弄し、テクニカルでインテリジェンスなシュートでゴールを陥れた。
彼ら2人の活躍によって、2-0で勝利し準決勝進出を果たした。

続く準決勝の相手はトリオス。両チーム通じて計13名の一高サッカー部出身者が出場。しかも会場は高槻グランド。
お互いよく知り尽くした中での試合となった。
終始トリオスに押され気味に進むも、要所は抑えてスコアレスで後半を迎える。
後半も一進一退。このままスコアレスでPK戦に持ち込まれることが濃厚となってきたその時、試合は動いた。
左斜め45度からドリブルを仕掛けると、トリオスDFがカットに来た。主審はこれをエリア内でのオブストラクションと判定し、ラスパロンセにPKが与えられた。
ラスパロンセにとってはラッキー、トリオスにとってはアンラッキーな形でのゴールとなった。
これが決勝点となり、1-0で勝利。決勝進出を果たした。


迎えた決勝戦。選び抜かれた精鋭13名。彼らがラスパロンセの夢と威信を懸けて戦った。
試合開始15分ごろ、遂に均衡が破れた。大村からの絶妙なクロスを岩戸が合わせて先制。1−0。
その後も手を緩めなかった。阪口が抑え、辻澤が繋ぎ、土屋が倒れる。ラスパペースでゲームが進む。
後半に入り、ゼルは積極的な選手交代で巻き返しを図る。しかしラスパロンセの集中力は決して切れはしなかった。
そのままタイムアップ。
初出場にして、初優勝という輝かしき成績を残すことが出来た。しかし、まだ戦いは終わってはいない。今度は西日本大会が始まる。伝説はまだ終わりそうにない。






【試合後選手コメント】
4番 FW 土屋
「勝つことが出来て本当に良かった。予選リーグで苦しみを味わっただけに、それを決勝トーナメントで生かすことが出来た。まだ戦いは続く。今は少し休養が欲しいけど、早く西日本大会が来て欲しいね。イエローカード?アレは愛嬌だよ。」
13番 DF 大村
「初戦こそ苦しんだものの、それ以降はチームが一丸となって戦うことが出来た。選手のレベルの高さに加えて、チームの雰囲気の良さも強さの要因だと思う。初めてのKリーグ参戦ということもありとても苦労したが、みんながそれに答えてくれて率直に嬉しい。このメンバーとどこまでも戦いたいね。」
3番 DF 山元
「勝テテ良カッタ。僕ハトテモ嬉シイ。FCRヲ捨テテ良カッタ。ヤッパリRASPARONCEハ素晴ラシイノチーム。僕モ素晴ラシイノ選手。ミンナ素晴ラシイノ選手。」
21番 MF Ryozy Maxi Tuzisawa
「まぁな、ウチは勝って当然やな。俺らは親父を信じてやってきたからな。大毅もようやってると思うよ。坂田でも誰でもかかってこいや。別に明日でもやったるよ。1ラウンドKOしたるわ。」
14番 MF 豊田
「もちろん勝利を信じてやってきたけど、まさか優勝できるとはね。ラスパも捨てたモンじゃないよ。」

5番 DF 阪口
「奈良から来て本当に良かった。これで彼女も出来たらいいけどね。
1番 GK しゅうちゃん
「今年の論理学は難しかったッス。」

56番 MF 岩戸
「今日もゴールを決めて勝利に貢献できた。この"56"という数字には何か神様が憑いているのかもしれない。僕はこのユニフォームを『五郎(56)さん』と呼ぶことにするよ。」
10番 MF 小川 & 6番 DF 真樹
「ちゃうねんって。芝谷中にウ●コ漏らしたやつおんねんって。しかもな、なんか知らんけどココ(下腹)らへんに付いててん。ウソちゃうで。ホンマやねんで。」
1番 FW 石田
「まぁ優勝できたのは俺様のお陰だろうな。苦しいときにこそチームは俺のゴールに頼り、俺はきっちりそれに答えてきた。俺のお陰で予選突破出来たんだろ?だったら俺のお陰の優勝だ。何でいつもケツを出してるかって?ケツを出してた方が開放感があって気持ちイイからな。」





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